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AO を焼く Pro

わきの下・あごの下・前髪の下・指の間・服の重なりなど、周りの物に遮られて暗くなる所(AO)を計算して、レイヤーに焼きます。今のポーズとブレンドシェイプの形のまま焼けます。

Pro の機能です。Lite ではメニューに鍵の印が付き、Standard ではメニューに出ません(版のちがい)。

まずはこれだけ
  1. フィルター → ベイク →「AO を焼く(周りに遮られて暗くなる所)」を開きます(くわしく)。
  2. 表で焼くテクスチャセットを確かめて、「焼く」を押します。各セットの一番上に、乗算のレイヤー「AO」が足されます(くわしく)。
  3. 濃すぎたら、レイヤー「AO」の不透明度を下げるか、「強さ」を下げて焼き直します(くわしく)。
  4. 小物など一部だけに焼くときは、「オブジェクト」で選びます(くわしく)。

AO を焼く

モデルの形から、光が届きにくい所を暗くした絵を作ります。陰影の下塗りや、立体感を足したいときに使います。

  1. フィルター → ベイク →「AO を焼く(周りに遮られて暗くなる所)」を開きます。
  2. 「焼くテクスチャセット」の表で、焼くセットに印を入れます。はじめは見えているセットが入っています。
  3. 「品質」と「影の届く距離」を選びます。迷ったら初めのままでかまいません。
  4. 「焼く」を押します。各セットの一番上に、乗算のレイヤー「AO」が足されます。
  5. 窓は「閉じる」か × で閉じます。
AO を焼くの窓
AO を焼くの窓
AO を焼く前のモデル
焼く前
AO を焼いた後。わきの下やあごの下が暗くなっている
焼いた後
  • 焼いている間も 3D ビューは動かせます。「キャンセル」で止めると、何も変わりません。
  • 元に戻す 1 回で、全部のセットの分が戻ります。
  • かかる時間の目安:テクスチャセット 6 つ・解像度 2048 のアバターで、初めの設定のまま 30 秒ほど(GPU で計算したとき)。
  • 描画モードが「カットアウト」「半透明」のセットは、絵の抜けた所から光が通ります(髪の毛先など)。「不透明」は透明度を見ません(描画モード)。

焼くテクスチャセットの表

列意味
焼くこのセットのテクスチャに AO を焼きます(ほかの物の影を受けます)
影を落とすこのセットが、ほかのセットにも影を落とします。外すと自分にだけ落とします
ほかの影を受けないほかのセットの影を受けません。服の下の体など、覆われて真っ黒になるときに入れます

例えば体(body)に焼き、髪や服は「影を落とす」だけにすると、髪や服の影が体に入ります。

品質と影の届く距離

項目選べるもの
レイの数1 テクセルあたり 64〜4096 本(初めは 512 本)。多いほど粒が消えますが、時間がかかります
テクセルの中1×1(真ん中だけ・速い)・2×2・4×4(16 か所で調べる。縁がなめらか。初め)
距離近く(3cm・指の間・襟元・髪の生え際など接する所だけ)・普通(8cm・前髪の下・わき・あごの下・スカートの裾も。初め)・広く(20cm・写実寄り。腕で体の横も暗くなる)・数値(下の数 cm)
モデルの高さに合わせる(高さ 1.5m のときの距離)距離を、モデルの高さに比例させます。窓の中に、実際に届く距離が出ます

うまくいかないとき

  • 服の下の体が真っ黒になる:体のセットの「ほかの影を受けない」を入れて焼き直します。
  • 粒々(ざらつき)が目立つ:「レイの数」を増やすか、「テクセルの中」を 4×4 にします。詳しい設定の「ディザ」で、濃淡の段も目立たなくなります。
  • 髪の毛先から光が通らない:髪のマテリアルの描画モードを「カットアウト」か「半透明」にしてから焼きます。
  • メニューに無い・鍵が付いている:Pro の機能です。

一部のオブジェクトだけに焼く

窓の「オブジェクト」で、焼く物をオブジェクト(メッシュ)単位で選べます。例えばサンプルの「しのぶ」なら、furin だけを選ぶと鈴だけに焼けます。

  1. 「オブジェクト」の欄で「なし」を押して、全部外します。
  2. 焼きたいオブジェクトに印を入れます。名前を押すと、3D で少し光ります。
  3. 影の計算のしかたを選んで、「焼く」を押します。
  • 書くのは、選んだオブジェクトの UV の所(と、島の外へ少し広げた所)だけです。同じテクスチャセットのほかのオブジェクトの所は、今のままです。
  • 「選んだ物だけで影を計算」(初め):選んだオブジェクトの形だけで計算します。体などほかの物の影は入りません。
  • 「全体の形で影を計算」:選んでいない物も影を落とします。体に近い所が暗くなります。
  • 選んだオブジェクトを持たないセットには焼きません。全部選んでいるときは、モデル全体で焼きます。
  • 選び方はモデルごとに覚えます。

濃さと品質を整える

焼いた AO が濃すぎる・薄すぎるときは、焼いた後でも、焼く前でも整えられます。

  • 焼いた後:レイヤー「AO」の不透明度を下げます。マスクや消しゴムで、要らない所だけ消すこともできます。
  • 焼く前:「仕上がり」の「強さ」(0 で白)と「コントラスト」で濃さを変えます。
  • 「初期値に戻す」で、設定を初めに戻せます(セットの選び方はそのまま)。

詳しい設定

項目中身
減り方なめらか(遠い当たりほど弱く。初め)・直線・なし(距離の中なら同じ強さ)
法線なめらか(補間した法線のまわり。初め)・面の向き
計算自動(GPU。使えなければ CPU)・CUDA(NVIDIA の GPU。アプリ(exe)だけ・試し中)・CPU(とても遅い)
GPU の結果を CPU で確かめるセットごとに少しだけ、計算の結果を確かめます
セットに入らないメッシュも影を落とす塗れないメッシュ(UV の無い物など)も、影を落とす物に入れます
島の外へ島の外へ広げる幅(px)。「自動」なら決めてくれます
島の外を全部埋める縮めても、縁に背景が混ざりません
ディザなめらかな濃淡の段を目立たなくします
面から浮かす調べ始める位置を、面から浮かす距離です(mm。身長 1.5m のとき)
半透明の近くこの mm 以内の半透明は無視します(頬の赤みなどの板)
AO の白い所を透明にして、影の色を変えたいときは、輝度を透明度に変換が使えます。面の向きからの柔らかい陰影や、光の落ち影を足すときは、お手軽ベイク・質感と陰影へ。

lilToon の影AO・PNG にする

窓の「書き出し」で、焼いた AO をどこに入れるかを選べます。いくつ選んでもかまいません。

項目入る所
レイヤー「AO」を足す(乗算。セットの一番上)テクスチャの色に焼き込みます(初め)
lilToon の「影AO」(AO Map)にも書くマテリアルの塗る先「影AO」のフォルダの一番上に、AO のレイヤーを足します。暗い所ほど影が出やすくなり、マテリアルの書き出しで一緒に出ます
焼いたら PNG でも保存する(<セット名>_AO.png)AO だけの画像を保存します
  • あとからでも、フィルター → ベイク →「AO を PNG で書き出す(最後に焼いた結果)」で保存できます。島の外は AO の設定の広げ方で埋めます(書き出しのにじみの方が広ければ、そちら)。
  • 影AO に書くとき、そのセットで影を使っていなければ「影を使う」に切り替えます(元に戻すと戻ります)。
lilToon の AO マップは、影の境界をずらす働きをします。影が強すぎると感じたら、「強さ」を 0.6〜0.8 にして焼き直してください。